スポンサーサイト

  • 2022.04.05 Tuesday

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 0
    • -
    • -
    • -

    嫉妬と生

    • 2017.09.05 Tuesday
    • 21:39

    20歳の頃、
    死ぬことだけを考えて生きていた多崎つくる。

     

    その原因は
    5人(男3人、女2人)の調和の乱れ。

    5人の核になる部分にいるのが
    色彩を持たない多崎つくる。
    その周囲に
    色(アカ、シロ、アオ、クロ)のある人物が配置されている。

     

    そしてこの5人の調和と安定にシロがメスを入れる。
    結果、
    多崎つくるは死の淵を彷徨うことになる。

     

    ある夜、
    つくるは激しい嫉妬に苛まれる夢を見る。
    ひとりの女性を何より強く求めていたつくる。
    その女性が言うには
    肉体か心のどちらかひとつなら
    あなたに差し出せる。
    でもその両方を手に入れることはできない。
    だからどちらか一つを選んで。
    もうひとつは他の誰かにあげることになるから。

    彼女のすべてを求めていたつくるは
    このとき初めて嫉妬という感情を知る。

     

    自らを牢獄に閉じ込め、
    内側から鍵をかけ
    その鍵を鉄格子の外に投げ捨て、
    自分が幽閉されていることを知る者は
    この世界に誰一人いない。

     

    夢の中で
    嫉妬の本質を知ったつくるは
    支配されていた死の憧憬を打ち消し
    焼けつくような生の感情を取り戻していく。

     

    愛の対象を all or nothing とせず
    誰かに半分(心か肉体)あるいはすべてを奪われるという
    嫉妬に目覚めたつくる。

     

    彼の巡礼の年が始まる。

    PR

    calendar

    S M T W T F S
         12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930
    << September 2017 >>

    電力切り替えのアドバイス

    wifi のある生活

    パソコンの買取なら

    誰でもず〜っと!

    インターネット選びをサポート

    selected entries

    categories

    archives

    recommend

    recommend

    recommend

    links

    profile

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM