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- 2022.04.05 Tuesday
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平城天皇の子として生まれた高岳親王は皇位を捨て仏の世界に身を置いた。
信じるに値するのは人(動く)ではなく仏(動かない)。
人間世界から離脱した親王は真如となって入唐を決意。
しかし親王の志は唐では満たされなかった。
仏の故郷に行けば安らいだ気持ちになれるかもしれない。
こうして真如はインドを目指す。
結果、行方不明。
四国霊場35番・清瀧寺(高知県土佐市高岡町)に高岳親王の逆修塔がある。
もしものことがあれば逆修塔(生前に建てた自分の墓)に帰るつもりで
真如は日本を離れた。
行方不明となった真如の墓がもう一つある。
マレーシアのジョホールバル(シンガポール国境に近い)の日本人墓地に。
先日、ひょんなことからネットでカヤジャムというのを買った。
シンガポールのラッフルズホテルのカヤ(榧)の実のジャムってどんなん?
マレー語でカヤはココナッツ。
仏陀伽耶(釈迦が悟りを開いた場所)はもしかして白いところ?
牛の歩みは神のリズム。
赤に反応するように見える牛 (色盲) は
ひらひらした動きが大嫌い。
不信強欲の老婆を善光寺にいざなった牛もひらひらした晒に反応した。
うしとのみ おもひはなちそ この道に なれをみちびく おのが心を
(牛のよだれが地面に垂れてできた歌)
天神様の牛がそうであるように牛は大抵寝そべっている。
スサノオが支配する根国の『根』は木と艮(うしとら)で構成されている。
金銀の銀、恨みの恨、限界の限も丑寅がかかわっている。
大地が汚されると鬼は活発に動き出す。
スサノオは女を食い物にするヤマタノオロチの頭(角という説もある)を埋め
二度と蘇らないように八本の杉(斐伊神社境内)を植えた。
我たのむ 人を恵みの杉植えて、八重垣かこみ守る末の代
根国の住人となったスサノオ(新羅を嫌って日本に来た)は後の代をこの歌に託した。
また大崎下島の御手洗天満宮(道真が口と手を洗った)の石碑に
以下の歌が刻まれている。
我たのむ 人をむなしくなすならば 天か下にて名をやなかさん
牛にかかわるスサノオと道真。
両者の敵は死なない蛇。