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- 2022.04.05 Tuesday
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樹木の侵入を拒む禿山 (からからの大地) に一本の木が生えている。
生きることに疲れた男はその木の根元 (穴) を死に場所に選んだ。
あとは自分の死を確認してくれる第三者を探すだけ。
二回声をかけても返事がないようならスコップで土をかけてほしい。
口はいらない・・ 手がほしい。
自分を消したい男はこういう要望を第三者(友達)に求めていました。
茶色い画面ばかりのイラン映画(1997年)。
粒子の粗いラスト映像 (樹木が繁茂している) に監督は何を込めたのか・・
これは映画 (嘘) だよ?
死に場所を求めて荒れ地の周りをぐるぐるしていたのは真実?
黄泉比良坂は今の出雲国の伊賦夜坂なり。(古事記)
死者と生者の分岐点(伊賦夜坂)でイザナミは毎日1000人絞め殺すと言い、
イザナギは毎日1500の産屋を建てようと言った。
人は殺されようが殺されなかろうがいずれ死ぬ。
おそれおののいて死ぬより好きなことをして死ぬほうがいい。
畏怖はイヤだ。
醜い姉 (イワナガヒメ) と美しい妹 (コノハナサクヤヒメ)。
二人そろって一人の男 (ニニギノミコト) に嫁ぎます。
醜いのんはいらん・・ 美しいのんだけでいい。
率直なニニギの選択に石長姫は大打撃。
嘆き悲しみの末、磐長姫は鏡を見ます。
男に受け入れられなかった自分をうつし出す鏡。
なんて醜いんでしょう・・ 自分の醜さを恥じたイワナガヒメ。
こうして鏡は白見村 (宮崎県西都市) に投げ捨てられます。
鏡の中の人物はホントの自分と逆だから。
鏡は真実を語らない。
そのことを知っていたイワナガヒメを祀るのが銀鏡 (しろみ) 神社で、
白見という地名に銀鏡という漢字があてられました。
アフロディテを象徴する木 (薔薇・芥子・花梨) の一つとして知った銀梅花。
血が流れても気付かないまま香りの幻覚症状に陥ってしまうのが愛(美)の追求。
香りは三次元世界のものではないから。
一昨年に苗を購入し今年初めて花が咲きました。
対生する小さな葉。
葉の波長と同調するかのように花も小さい。
花も対生するの?
葉と花で十字型。
銀梅花が愛の神聖さを担当していた。