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- 2022.04.05 Tuesday
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ゼウスの命令で人間に災いをもたらす女性として作られたパンドラはヘルメスの息 (嘘と泥棒の性質) とアフロディテの息 (男を苦しめる美) とアテナの息 (機織) が吹き込まれていました。 そこで災いの根源にかかわらないようにしようとしたのがキプロス王ピグマリオン。 彫刻家だった彼は嘘をついたり盗み癖のない美しい女性を彫り上げることに専念します。 人間社会で一般に多いのが社会的地位や豊かな財力を欲する男。 しかしピグマリオンが欲したのは自分のためだけに仕えてくれる美しい女性でした。 彼が刻んだ女性の彫像はガラテイアと命名され、キプロス生まれのアフロディテが彼女に息を吹きかけます。 こうして夢を具現化させたピグマリオンですが、美しいアフロディテの息は男を苦しめる災いの一つでもありました。 美の女神に愛されたピグマリオンと美の女神をモデルにして彫られたガラテイアの物語はキプロスが舞台になっています。 この島にもオリンポス山があることを思うとギリシア神話の原点は美の追求?