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    マイケル・マーフィー ♪まじない師♪

    • 2010.11.30 Tuesday
    • 22:30

                 

    日本で有名ミュージシャンのマイケルといえばマイケル・ジャクソンとマイケル・マーフィー(?)。それほど有名ではない後者のマイケルもシンガー・ソング・ライターで、この曲は彼の4枚目(1975年)のアルバム“青い空・夜の雷鳴”に収録されています。原題『Medicine Man』は日本語で“まじない師”と訳され、魔法を使って他者の心を治療できる特殊能力の持ち主がメディスンマン。広い意味ではあらゆる自然と一体化し、将来起こるかもしれない危険を避けることができる人。

    原始的風景が残されているコロラド州をイメージして作られた軽快な曲。人より馬の方が多い(と思う)山岳地帯で暮らす人たちのほとんどが自然の声に耳を傾けることができるメディスンマンで、日本を代表する農耕民族とは正反対の人たちが暮らしているトコロ。白人に住処を追われたネイティブ・アメリカンも多く、まじないセンスは彼らのもの。チチンプイプイを信じ、イタイノイタイノ飛んでけ〜で元気になったあの頃はみんなまじない師だったのに・・ 音楽のバックに使った写真は日本の山岳地帯とも言える高知県吾川郡仁淀川町の中津渓谷。                       
          
     
    YouTube - 中津渓谷 in 仁淀川町 ♪Medicine Man♪ byマイケル・マーフィー

    寒椿

    • 2010.11.29 Monday
    • 22:21
           

        光沢のある葉とハンプティ・ダンプティのようなツボミの主は寒椿。

               椿の季節は漢字が示す通り早春ですが、
          
    寒中に咲く椿は山茶花と同じように今頃から咲き始めます。

             落ちる椿に散る山茶花・・寒椿はさてどっち?                                    

          外見はまさに椿(中国原産)だし名前も椿なんだけれど、
              寒椿の内面は山茶花(日本原産)でした。
            
    椿でありながら山茶花の内面を持つ寒椿は冬の桜。

       
                紅い蕾が開くとまさかの白い大輪。

        蕾時代の紅色をほんのり残して変身する八重咲き寒椿の変身力は見事!


            

             風と戯れながら少しずつ花びらを散らす寒椿。

     

                 寒椿 落ちない軽さ 風に舞い

    子規と糸瓜

    • 2010.11.28 Sunday
    • 22:27
     世の中は何の糸瓜と思へども ぶらりとしては暮らされもせず (一休狂歌問答)
         

            ツマランモンのたとえで表現されているのが糸瓜。

            さりとて世の中ツマランツマランでは息がつまる。

     
    インド原産のヘチマを糸瓜(天糸瓜とも)と書くようになったのは、その果実の中に強い繊維があったから。風呂でカラダをこする時に使うヘチマタワシがそのいい例で、果実がタワシになるのも珍しい。食用になるのは若い時だけで熟れて腐りかけたヘチマは繊維が発達し食用には不向き。そこで人や物を磨くタワシとして使われるようになったヘチマを小馬鹿(ヘチマ野郎とかヘチマの皮とか)にしたのが世知辛い世間。ブラリの垂れ下がり体質が嫌われたのか、あるいは放っておくと実はなくなり繊維ばかりで口にできなくなってしまうからなのか・・

       

                成仏や 夕顔の顔 へちまの屁    

     
    ヘチマの屁って何? ヘチマの茎からポタポタ落ちるヘチマ水がクサイらしいんだけど実際に嗅いだことはない。子規は他にもヘチマを題材に多くの句を残しています。

                                    

               糸瓜咲きて 痰のつまりし 仏かな     

               痰一斗 糸瓜の水も 間にあはず

               おととひの 糸瓜の水も 取らざりき

     

       糸瓜に関心があったと思われる子規の辞世の句とされている糸瓜三句。

         自らの死を感じた子規が末期の水として求めたのがヘチマ水?

           痰で喉がつまり息ができなくなる状態は苦しいはず。

               しかし子規の句に重苦しさはない。

                   その理由は糸瓜?

       ブラリとしては暮らされもしない世の中でブラリとしていたのが糸瓜。

     ツマラン世の中で子規は喉のツマリに効くヘチマ水を愛飲していたんだと思う。

      痰が絡んでも絡まなくても息がつまる人にとって効くのがブラリのヘチマ。

           その息が詰まるメンバーを代表して エスマルが一句!


                ヘチマ水 飲んで喜ぶ 喉仏   

    イチョウ

    • 2010.11.27 Saturday
    • 22:25
             
                     変色途中の黄緑色の葉が新鮮!

      

                土讃線“日下駅”前にあるイチョウ。

            イエローカーペットの上を歩くと耳に心地いい冬音が・・

        冬を迎えるためにイチョウがすることはすべての葉を落とす再生準備。

             再生するためにはまず裸木にならなければいけない。

      毎年毎年これを繰り返すことで天を目指す男性的銀杏は垂れる乳銀杏になる。

            
                天と地を 黄色でつなぐ 銀杏かな

    ラファエロの目

    • 2010.11.26 Friday
    • 22:21
       
                      コネスタービレの聖母

     

      この年齢で熱心に本を読んでいるキリストとそんな我が子を見つめるマリア。
          あるいはマリアが好きな一冊の本を二人で読んでいる聖母子。

         マリアの目線の先に、そしてキリストの目線の先にあるのが本。

        聖書(本)から生まれた聖母子の目は北東から南西に向いています。       

         同じ方向を見つめる聖母子の視線を受け止めるのが一冊の本。

          二人の絆はこうして深まり一冊の本が完成してくのかも。


           

                   子羊のいる聖家族

     

         マリアの背後にいる杖を持った老人の目は幼子に注がれています。

        マリアには見えないその老人を見つめているのがイエス・キリスト。

                老人と幼子の関係は祖父と孫?

         日本神話にも天孫(天照大神の子ではなく孫)降臨の話があり、

             祖父(祖母)と孫の関係が重視されていました。

         この絵の老人はもしかしてキリストだけの目に見えている人物で、

           二人は目で意志の疎通をはかることができる特殊な関係。

     

    ラファエロの目が訴えようとしたのは“目は口ほどに物を言う”ということだった?

    南天

    • 2010.11.25 Thursday
    • 22:20
        

    色付いた南天(中国原産)の紅い葉と色付きたくない(?)緑の葉が秋空の中で寄り添っています。 中国名“南天竹”が示す通り風と一体化して音をたててしなう(しなる)のが南天の特徴で、そのしない方はすべて風まかせ。強固にデデ〜ンと構えずサワサワ揺れる南天の微妙な紅葉は繊細で美しい。中国名と同じように英名も神聖な竹を意味する“secred bamboo”ですが、日本では竹(チク)が失われナンテンだけになりました。
          

             光沢のある紅い実の中にあるのが白い大きな種。

                紅い部分は種を保護する役割の皮?


      

    軽いので杖にもなるという南天の幹。竹のように節があることから折れそうで折れないのが南天杖の魅力? また金閣寺茶室(夕佳亭)や柴又帝釈天の床柱に使われているのが珍しい南天材で、ジックリ見ると深い味わいを感じます。こうして写真を撮るまで南天の幹を意識したことは一度もなく、増え続ける幹を伐採することだけに神経が集中していたように思います。しなうのが魅力の南天を支える幹は他の樹木の幹に比べるとかなり軽い! だから南天はしなう? 特に強風で大きくしなう時の南天はこんなに曲がるの〜という感じ・・ でもそれこそが一番の魅力だと思う。

        

               男性的な竹に対して南天竹は女性的。

          虫に食われることが多い植物界で南天に近寄る虫はいない。

              人の悪夢を食べてくれる獏と同じように

              南天も人の悪夢を食べてくれるという。

        虫が嫌う何かを発散していると考えられる神聖な竹の食べ物が悪夢。

                だから虫は南天には近付けない。

    木の根

    • 2010.11.24 Wednesday
    • 22:27
             岩にしみ入るのは蝉の声・・そして岩を這うのが木の根。
     

    実際は木の根が岩を這うのはマレで、土の中に潜り込み姿を見せないのが一般的。

    しかし腰を下ろしたのが岩場だった場合、木の根は土を探して岩場を這うしかない。

       

    巨石の右上に見えているのが先の写真の根で、バランスを保つため岩を割き岩の中に侵入したのがこの特殊な根。先日紹介した薫的神社境内(本殿は巨石の上にある)で見つけた這う根と割く根は丸見え!

     
    八十神の手により二度も殺害されたオオナムチは木の国から根の国に逃避行。スサノオノミコトの管理下にあった根の国に決して近付けないのが八十神グループで、彼らの根で岩を割くのはまず無理。バランス感覚と岩割パワーが求められる根の国で再生したオオナムチ。その根源にあったのが堅い岩に根を下ろした丸見えの根。根の堅州国に侵入するには不動の岩を木の根が割く必要があるのかも。そして割れた岩の間から通じるのがこの世と一線を画した根国? 死を象徴する不動の岩を動かした木の根は生の象徴ということになり、二度にわたって死んだオオナムチは根国で木の根に鍛えられ、死から生への転換を図りました。怨霊となった薫的和尚がこの地で祀られることになったのは再生のためだった? となると薫的和尚は生きている! 

    ティファニーで朝食を

    • 2010.11.23 Tuesday
    • 22:29
               

    男に身体を委ねないで上手に金を巻き上げる女性(ホリー・ゴライトリー)とパトロン女性の援助で生活している売れない小説家(ポール)の友情恋愛を描いた映画。
    二人の共通点は額に汗して働くタイプではないこと。“金は天下の回りもの”という諺通り金を持っている人から回してもらっているのが現状で、その気楽さがいいような悪いような・・ 彼女が夢見る将来の設計図は家柄のいい金持ち男性の元に嫁ぐこと。一方、小説では食っていけないポール(ホリーは自分の兄フレッドをイメージしてフレッドと呼ぶ)もアルバイトをして金を稼ごう・・という発想にはならないようで、ホリーもポールも金持ちに依存して生活しています。

                
    街で拾った猫と暮らしているホリーはその猫に名前を付けることができない。その理由は今の生活から抜け出すことができない限り名前のないただの猫で、ホリーの分身的存在として描かれているように感じます。男はみんなネズミだと感じているのがホリー。逃げるネズミを追いかける猫が多い社会環境で彼女はネズミを嫌うタイプ。
    結婚歴のあった彼女は元の旦那を振り切り今の奔放生活を選んだ女性で、家庭の主婦には向いていない。要するに働かずに遊んで暮らしたいのがホリーかな。 

                    

    オープニングはニューヨーク五番街にある宝石店ティファニーのショーウィンドウの前。人通りの少ない早朝、華麗なロングドレスを身にまとったホリーがタクシーで乗り付けます。紙袋からおもむろに取り出したのがクロワッサンと紙コップ入りコーヒー。小説から抜け出したお姫様気取りで立ったままの朝食タイム。自分の人生を演出するのが得意な彼女は当然枠にはまった奥さんにはなれないし、なろうとも思っていない。しかも経済的自立を果たしていない彼女はお金がなくても放浪人生を楽しんでいる様子。将来の設計に向け、金持ち夫人の予行演習というところ。

     
    原作は村上春樹の翻訳で知られるトルーマン・カポーティ。原作(ホリーのイメージはマリリン・モンローだったらしい)とはかなり雰囲気が違うヘプバーンが演じることになったこの映画のオープニングシーンとティファニー店内での会話が印象的!
    親しくなった二人は今までしたことがないことをしよう・・という風に意見が一致し、ティファニー店内へ・・ 二人して持ち合わせている所持金10ドル。こんな客を相手にしたくないのは誰もが理解できるはず。しかし店の応対は意外なほど丁寧で、結構笑えるシーンが多い。四角四面の図書館に比べ、有名宝石店だけのことはある融通のきく接客ぶりは奇妙な可笑しさを誘います。


             

    この映画には気になる人物が登場します。ホリーが暮らすアパートメントの階上に住んでいた日本人写真家ユニオシ。奔放なホリーの行動でいつも迷惑を被っていた出っ歯のユニオシ氏は怒鳴ることが多く、さえない風貌の彼は最後の最後で目に余るホリーを警察に通報するという強硬手段に打って出ます。国民性の違いがなせるワザなのか、どこまでいっても相性が悪い米国人と日本人。しかしこのアパートメントの管理者の立場にあるようで、彼女が失う鍵の補充をしてくれています。現実の社会に置き換えると米国の経済的支援をしなければいけない立場にあるのが日本? お金持ちに頼って生活している二人の主人公は米国の象徴なのかも。

     

    オープニングシーンの新鮮さに比べれば、幾分見劣りのする雨の中のラストシーン。ネズミ男と幸せになれるとは思っていないホリーだったけれど、最後は兄に似たポールの胸に顔を埋めます。パトロンとは決別し、自分の足で歩き始めたポール。そのキッカケになったのが多分ホリーなんだと思う。全編を通して流れるヘンリー・マンシーニ作曲♪ムーン・リバー♪の歌詞で心に残ったのが “ ともに追う遥かな虹、その河の角に待つ幼い思い出の友 ”。ネズミとネコの関係ではなく思い出の友としてこの世で出会えた二人の将来は・・


    * 監督 ブレイク・エドワーズ   * 1961年(米)作品

    * 出演 オードリー・ヘプバーン   ジョージ・ペパード


    ★ ティファニーに行きたくなる時のホリーの気分はredで、blueではなかった。

          YouTube - Breakfast at Tiffany's1961 - Moon River

    石蕗

    • 2010.11.22 Monday
    • 22:25

          

    蕗の葉のようにヒョロヒョロ伸びず寝転んだように地面に接しているのが石蕗の葉。葉の形が蕗に似て艶があることからツワブキと命名されたキク科の植物で、沖縄方言“ちぃぱっぱ”の由来は地面にへたり込んでいるこの葉? 他にイシブキ・ツワ・ツワンボ・ツワッパなど地方名が多いのも特徴。日陰になった岩場や海岸などに根を下ろす石蕗は輝く光が苦手のよう・・でもサム〜イのは平気かな。

        

    春に彩りを添える垣根風にアレンジされた躑躅の奥から長い茎を伸ばし自分の季節到来を楽しんでいるような石蕗の花。
    注意深く観察して気になったのが黄色い外側の花弁の中にある複雑な中央部で全体的にツヤツヤした色合いになっています。役立ちネットのおかげで真ん中部分は筒状花であることが判明。因みに外側の一般的花弁は舌状花というもので、舌状花が筒状花の小花を守っているように感じます。

        

     中心にあるのがまだ開いていない筒状花の蕾で、
    外側から順次開いていくみたい。
       
    菊人形で見るキク(舌状花ばかり?)とは全く違うのが石蕗の筒状花。

                庭に干す 土人形や 石蕗の花

          菊人形にはなれない石蕗の花を土人形にたとえたのが子規。
          華やかな菊(イエギク)人形に比べ土人形は地味ですが、
              
    干すことで保存食にもなってくれます。  

     
          さびしさの 目の行方や 石蕗の花     蕪村 

           季節が冬に向かう時は何かしら心さびしく感じるもの。
     
       そのさびしさを癒してくれるのが石蕗のツヤツヤしたハート型の葉と
                   単純そうで複雑な花。
     
          艶めく季節の紅葉や黄葉ほど目立つものではないけれど、 
        
          静かな秋の深まりを石蕗が教えてくれました。

    中津渓谷

    • 2010.11.21 Sunday
    • 22:25

    高知県中央部を流れる仁淀川の源は愛媛県東部の石鎚山で、生まれて間もない仁淀川の名前は“面河(おもご)川”。その後、面河川は高知県に流入することで名前が仁淀川に変わります。面河川から仁淀川に変化した川は急峻な山間部を西から東に流れ、その流入地域に位置しているのが険しい山の中腹にへばりつく集落で形成されている仁淀川町。池川町・吾川村・仁淀村が合併して誕生した仁淀川町は滝の多さと同時に渓谷が至るところにあり、この地域を潤す清冽な水はすべて仁淀川に注ぎ込みます。先日訪れた中津渓谷を形成した中津川も仁淀川の支流の一つで、豪快さと繊細さを兼ね備えた美しい川でした。


           
       俗界を遮断するかのような轟音は渓谷の奥に行けば行くほど激しくなる。

      
             宝石よりキレイなエメラルドグリーンの輝き。

        
                 水面に映し出された秋。

        
        歩きやすい遊歩道が完備されているので奥の細道はありません。

      
           地球の胎内に居るかのような安心感と開放感が気持ちいい。

       
            遊歩道の一番奥で轟音を響かせていた雨竜の滝。

      平家落人伝説の地でもある仁淀川町には都・長者などの地名も残されており、

     中津渓谷近くの集落よりさらに断崖のような場所に集落が形成されているらしい。

       落ちた人たちが目指した根気のいる天界集落はまさにこの世の天界でした。

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