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    コンタクト

    • 2008.05.30 Friday
    • 10:41
      

    コンタクトの相手は宇宙人・・ まずこの段階で引く人は引いてしまいます。 では宇宙人と本気になってコンタクトしたいと考える人が、果たしてどれだけ存在するのでしょう。 確認されていないモノの存在を信じて、その不確かな相手と接触したいという発想がスゴイ! そして不確かな体験を証明しようとする主人公エリー・アロウェイ博士の脳構造もスゴイ!

    オープニングは、宇宙を漂う惑星やチリ・ゴミのようなものがある一点に吸い込まれていく映像。 その一点はアロウェイ博士の幼い頃の少女の左目だったことがまず示されます。 宇宙の真実を見ようとするエリーの目に、宇宙のすべてが引き込まれていました。 その頃はまだエリーの父親も健在で、彼女は赤ん坊の時に死んだ母親との会話を望んでいました。 しかしその後不幸は続き、8歳の時に父親も失ってしまう辛い体験をすることになります。

    父を失ったエリーが無線機に向かってCQ ・・CQ・・で呼び出そうとしたのは大好きだったパパ。 姿はなくても何らかのコンタクトを持てると強く信じていたのがエリー。 パパの葬儀の日、他のみんなは黒い服を着ていたけれど彼女だけ赤い服を着ていました。

                           

    「宇宙(universe)はとてつもなく大きい・・ もし地球人だけだとスペース(空間)がもったいない。」 この映画のなかで三回くり返された言葉。 一回目はエリーの父親 二回目はエリーの束の間の恋人、そして三回目はエリー自身が教え子たちに言いました。 ある人の熱い想いは、こうして受け継がれていくことを思うと 私たち地球人とコンタクトを試みようとしている異星人がいるかもしれないことは否定できません。

    地球以外のどこの星でもいいから接触を求め続けた数年後、ヴェガ星からの反応が起こります。 奇しくもエリーの束の間の恋人がテレビ出演中のことで、宗教学者になっていた彼が世界にメッセージを投げかけている丁度その時に異変が起こっています。 電波の異変と二人の結びつきがどう関係するのか・・
       
    その電波から読み取れたことは、素数。 1とその数以外に割り切ることができない素数が次々に示されます。 世界を巻き込んで解読がなされるなか 結果的に宇宙間移動装置のポッドに乗り込むことになったエリーがたどり着いた場所は、ブルーの海とピンクの砂浜。 宇宙人は相手の想いを読んで、その意中の人物に変装することができる能力を持っていました。 そうして現れたのが8歳で別れなければいけなかったエリーのパパ。

            

    パパに変装した宇宙人に出会い会話した体験は、彼女の考えを大きく変えました。 データがない神を信じようとしなかったエリーが求めていた神は、好きだった父親。 しかし夢のような時間を過ごした宇宙人との出会いを証明することはできません。
        
    ヴェガ(七夕の織女星)からのコンタクトをキャッチしたエリーは、命を懸けて時空の壁を越えようとしました。 日本でも有名な七夕伝説の片方の星(女星)が地球にメッセージをくれました。 受けとめることができた地球は男星? 男のようにただ真っ直ぐ、生きることの真実を求めようとしたエリーの一途さは深く心に響きました。

    * 監督 ロバート・ゼメキス      * 1997年 作品
    * 出演 ジュディ・フォスター   マシュー・マコノヘイ

    砂時計 流れて落ちるだけの時間に挑戦した科学者エリーをこれから支え続けるのは多分 宗教学者のパーマー。

    永遠に美しく

    • 2008.05.19 Monday
    • 22:44
    不老不死は日本や中国の秘薬ではなく、
    世界中のどんな国でも不老不死の
    秘薬を求めていることを感じた映画。
    その中で示されていた問題の秘薬は、
    映像で観る限り透明なビンに詰められた
    ピンク色の煙のようでした。

    実態がない気体を 液体のように飲み干すことで
    手に入る可能性が高い不老不死の薬。

    日本では、トキジクノコノミを見つけた人が不老不死を
    手にすることができたという話が伝わっています。 
    いつまでもイイ香りを存続させるものがトキジクノコノミの正体だったので、ビンに閉じ込められたピンクの煙も多分いい匂いがしたのかも・・

    永遠の美しさを求めて秘薬を口にしたのが、マデリーンとヘレンのもう若くないオバサンたち。 彼女たちは以前から確執を生じさせていたライバルで、ヘレンはかつてマデリーンに婚約者を奪われた恨みがありました。 その婚約者の男は結局 ヘレンを捨ててマデリーンを選んだという罪を負い、後に秘薬を飲んだ化け物の女二人に振り回されることになります。

       階段を転げ落ちて死んだのに
       生き返ってしまう秘薬(システム)のせいで、
       首の骨が折れて前にある顔と後にくっ付いている
       髪の毛が逆になっても、生き続けているのがマデリーン。
       一方 ヘレンも死んでいるはずのマデリーンに 
       銃でお腹を撃たれ胴体の真ん中がくり抜かれて
       カラッポになっているのにシステムの影響で生き続けていました。

    原題は “Death Becomes Her” ・・ カタチがないはずの死神が彼女というカタチあるものになったようなタイトルです。

    その二人の女に同じように秘薬を飲まされそうになり、蹴ったのが男のアーネスト。
    彼は死者の顔を美しくメイクすることを仕事にしていました。 二人の女はいつも彼にメイクしてもらいつつ何とか生き続けていました。 アーネストが飲まされそうになっていた秘薬がある場所は 高いビルのテッペンで、彼はそのテッペンから秘薬を蹴って落ちました。

    落ちた所がプールだったので死なずに生き残り、物語の最後は老人になって死んだアーネストの葬儀が催されています。 教会の牧師が言うには、彼の前半生は全く謎に包まれていて分からないけれど 後半生は社会のために尽くしたことが語られます。 アーネストは、落ちてから始まる新たな人生を社会貢献に費やしたようです。

    アーネストの葬儀にはいつまで経っても死ねないマデリーンとヘレンも仲良く参加していて、未だ化粧直しに余念なく 生き続けることを選んだ彼女たちのパワーが衰えることはなさそうです。 女の寿命が男より長いのは、映画でも現実でも同じですね。 馬鹿馬鹿しい馬と鹿の話ではなく、意外にも真実が秘められているように感じた映画でした。

    * 監督 ロバート・ゼメキス      * 1992年 作品
    * 出演 メリル・ストリープ    ゴールディ・ホーン    ブルース・ウィリス

    砂時計 執念を燃やして生きる二人の女を演じたメリル・ストリープとゴールディ・ホーンは、恥も外聞もかなぐり捨てる魅力がありました。

    フォレスト・ガンプ

    • 2008.04.09 Wednesday
    • 21:15
    米国南部のアラバマ州・・
    バス停のベンチに座っているフォレスト・ガンプは
    バスに乗らずに話し続けています。
    話す相手は変わっても彼の話はダラダラ続きます。
    ガンプの話は面白いのでつい聴き入ってしまう人もいれば、自分の乗るバスが来るとサッサと乗る人など 
    バス停は、いろいろなタイプの人が それぞれ自分の目的地に行くためのバスを待っている場所です。

    どこまでを信じればいいのか・・タワイのないガンプの話は相変わらず続きます。 話の内容は奇想天外で聴く者を退屈させず、彼の無垢な生き方はとても魅力的! 
    今ではもうこの世からいなくなってしまった米国大統領や、懐かしの70年代前後のヒット曲など 過ぎてしまった “とき” を思い出させてくれます。 
    そして今のいま フォレスト・ガンプは自分の生きてきたアリサマをどのバスにも乗らずに、誰にともなく語り続けています。

    彼は幼い時から母の強い愛に育まれて成長した優しい子で、人の言うことをキチンと聞いて行動します。 子供の頃のガンプは背骨が曲がっていたので、治療のために足元から脚全体を覆う鉄のようなものを装着して歩いていました。 歩きにくいのに母に文句も言わずに健気に育った彼は、小学校のスクールバスで自分が座る席を確保してくれたジェニーと仲良くなり、豆と人参(?)の二人になりました。

    そしてフォレストにとってはママのような存在のジェニーが言った 「走って!」 という言葉に従って走り続けました。 走って 走って 走って、気がつけば足に装着していた重いものはなくなり、ますます軽く走り続けることができるようになったフォレスト・ガンプ。 結果としてフォレストをランナーに育てたのはジェニーで、彼女は自分の家を嫌っていました。

    5歳でママを失ったジェニーの家には飲んだくれの父親がジェニーにまとわりついていたようで、この家から離れたい彼女は 大学を中退し社会に出てからも自分の居場所が分からず もがき続けていました。 
    そして豆と人参コンビは社会に出てからも、互いに近付きながらも離れた生活が続きます。

     ベトナム戦争に兵士として参加し、
     自分の隊長だった人物の命も救いました。
     戦争で一緒に戦った親友も助けようと 
     ジャングルの中を自分の得意な足で
     走り続けました。
     その話がウソかホントかはどうでもよくて、
     フォレスト・ガンプが語るフォレスト・ガンプは
    知能指数は人並みに達していなくても 人を引きつける何かを持っています。

    伸び続ける髪の毛を切らず 汚く伸びたヒゲも剃らずに、アメリカ大陸を何度も東へ西へと行ったり来たり・・そして毛むぐじゃらになって疲れ果てたフォレストは、自分が安心して過ごすことができるホームを目指し始めます。

    最後に到達するのは、幼い時からお互いに影響を与え続けたジェニーが住んでいる場所で、バスに乗る必要のない近くに住んでいるということを知り 自分の足で走って駆けつけます。

    フォレスト・ガンプのママがいつも息子に読んで聞かせていた本に挟まれた白い鳥の羽根が大空高く舞い上がりました。 ママを失った我が子をバス停で見送るフォレスト・ガンプは、かつて自分のママがそうしてくれたように 優しく強い愛情でママとパパの役割を果たしていくと思います。 

    * 監督 ロバート・ゼメキス     * 1994年 作品
    * 出演 トム・ハンクス     サリー・フィールド 

     ジョギング 一期一会という副題が付けられているように、フォレスト・ガンプに出会えた人はきっと楽しかっただろうな。

    キャスト・アウェイ

    • 2008.03.14 Friday
    • 21:04
    サバイバル・ゲームのように誰かと競争して生き残るのではなく、主人公チャックは死というものも視野に入れて 
    結果的に試練を克服していく物語です。

    米国の宅配会社であるフェデラル・エクスプレス社に勤めていたチャックは、飛行機事故で墜落・・ただ一人
    生き残った彼は、椰子の実のように ある島に漂着しました。 その後、この島にドンドン流れ着いたフェデラル・エクスプレス社が請け負っていた荷物。

    とりあえず流れ着いた荷物を開けて、使えそうなものは使って生き伸びようと努めます。

    その苛酷な一人の島生活で、チャックの支えになったのが 物言わぬウィルソンボール君と 天使の羽根がついた海からの漂着物 そして恋人ケリーへの想いでした。

           無人島での四年間の生活の中で、
          自分の周りにあるのは木と岩と海。
            そんな環境に置かれても、
       人は生きていくために何かを食べなければいけません。 
         食べるものを調理するための火をおこすことが
             かなりの困難を極めました。 
           苛立ちと慎重さのバランスを駆使して、
           チャックは古代人顔負けに火をおこし 
        自分で獲った魚を調理して何とか命をつなぎます。

    生きるというエネルギーも火と同じようになかなか点火しにくいけれど、一度火がつけば 自分の生きる方向性がはっきりするので もうウロウロすることはありません。
           
    配役という意味を持つcast(キャスト)とawayが合わさって、難破し漂流した人を表す単語がタイトルになっています。 また私たちの日常についてまわるcastを離れた(away)人と考えることもできます。 現実の世界に戻ってきたチャックは、先に与えられていた自分の居場所がもうないことを確信します。

    ラストで彼が最後まで開けなかった天使の羽根がついた荷物を届けた後、十字路の真ん中で立ち止まっている彼に声をかけてくれた女性がいました。 チャックの新たな人生に関わってきそうな予感を与えながら映画は終了します。

    * 監督 ロバート・ゼメキス    * 2000年 作品
    * 出演 トム・ハンクス     ヘレン・ハント

    プレゼント 143分という時間の大半は会話が全くないのに、物語と映像の展開に目を離せなくなるオモシロサに脱帽!

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