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    ほむすび

    • 2015.05.31 Sunday
    • 00:00
              殺された火の神カグツチの別名は火産霊(ほむすび)である。
          原始日本(土)が形成されたのは火のむすび(産霊、結び)の働きによる。
                
              

    急所

    • 2014.01.13 Monday
    • 23:10
    古事記は大山津見神 (子孫が多い) をイザナギイザナミの子とした。 ところが日本書紀はイザナギが切り刻んだ (首・身・腰・手・足) カグツチ神の死体から生まれたとした。 それも人体の急所である首。 手足の切断なら死ぬことはないが首の切断は死を意味する。 死の恐怖を体験したカグツチ神の急所から生まれた大山祇神はカグツチ神が感じたであろう父に対する怨念を知っている。 怨念を背負って生きている限り幸せにはなれない。 

    若々しい生成

    • 2014.01.11 Saturday
    • 23:10
    イザナギとイザナミが誕生させた最後の子迦具土神は母の陰部を焼き、結果として死に至らしめる殺害の要素を含んでいます。 陰部を焼滅したイザナミは苦しみのなかで嘔吐、糞、尿という単独出産を始めます。 『くそ! 死んでたまるか』 という緊迫状況がもたらした出産で、イザナミの生死にかかわる一大事でもありました。 そんな環境のなかで生まれるのが五行の循環要素である金神、土神、水神。 その後、着火の役割を果たした迦具土神は埴山姫を娶ります。 相生関係にある両者の間に生まれるのがワクムスビ。 頭上に蚕と桑が、臍のなかに五穀が生じたとされるワクムスビは殺害要素を含む火神の子。 後にイザナギによって斬り殺されることになる迦具土神の影響を受けてくそ!から生まれた埴山姫。 生死をさ迷う環境のなかで行われたイザナミの単独出産は新たな命を育み五穀誕生につながります。 暗いイメージのオオゲツヒメや保食神とは異なりワクムスビの場合は明るい。
    しかも臍 (身体の中心) にまとめて五穀。 若々しい生成を意味するワクムスビは陰部を焼滅させたイザナミの孫でした。

    まはに

    • 2013.11.30 Saturday
    • 23:30
          手が付けられない真赤土 (まはに) と手垢の付いた真土(まつち) は違う。
                   成長段階にある小笠原の新島は真赤土。
        真赤土が真土 (耕作に適した土) になるときは赤ん坊の赤(火)が失われたとき。
                      それと同時に赤は黒になる。

    緻密な土

    • 2013.11.19 Tuesday
    • 23:22

           産霊神 (独神) の子スクナビコナの国造りのパートナーはオオナムチ。
              遠い世界を目指していた二人のゲーム (播磨風土記) は
          埴を背負って歩く (スクナビコナ) か糞を我慢して歩くか(オオナムチ)。
            苦痛と限界を知った二人のゲームは埴岡という地名を生み出します。

                  その後、応神天皇がこの地を訪れ言いました。
                  「ここの土は埴だ (農業には向かない)。」
                     オオナムチとスクナビコナは埴組。
                   埴 (元来は糞) は火がないと形にならない。
                      しかしこの世界に火神はいない。
                  かつてのオオナムチが八十神に殺されたように・・・
                    スクナビコナが国造りを放棄したように・・・

    はにやまひめ

    • 2013.11.18 Monday
    • 22:50

                天地創造の地は土(埴安神)で構成されている。
                   土を生んだのは死を覚悟したイザナミ。
              また母を死に追いやったカグツチ神は父に殺される直前、
               母の糞から生まれたハニヤマヒメ(土の女神)と結婚。
                   この二人の結婚はムスビ(産霊)を形成し、
                 次の代で豊受大神(埴山姫の孫)が生まれます。

       徳島県美馬市脇町に埴山姫だけを祀る波爾移麻比禰(はにやまひめ)神社がある。
      火神と結婚した埴山姫が灰(次に生まれる生命のための養分)になって土に戻った所?                
                   自然から生まれたものは故郷(土)にかえる。
                   しかし自然に逆らった人工的なものは土を汚す。                           
              司馬遼太郎のエッセイ 『この国のかたち』 の当初のタイトルは
                       『この土(くに)のかたち』 だった。
                       人は土がないと生きていけない。    

    土組

    • 2013.08.22 Thursday
    • 23:00
                  真っ当ではない世の中を象徴するように
               疫病が蔓延し多くの民が死んだのは崇神天皇の頃。
                 服従を拒んだ陸耳御傘(土蜘蛛族)は殺され、
              謀反を企てた武埴安彦と妻(吾田媛)も壊滅させられた。
               汚されることが多い土組は生きるために死を選んだ?                    
       落ち着いた暮らし(二代目から九代目までの天皇の頃)はいつまでも続かなかった。 
              十代目以降、ず〜っと真っ当ではない時代が続いている。

    産霊

    • 2013.05.10 Friday
    • 22:50
    生成 (生じて形を成す) 力の根源神である高御産霊神と神産霊神は産霊 (むすび) という名でその体を表しています。 そこで死に直面したイザナミの尿から生まれた稚産霊神を考えてみました。 豊受大神の単独親として知られるワクムスビはオオゲツヒメや保食神のように殺されることなく五穀を生じています。 その五穀を生じさせた場所は稚産霊神の中心 (臍) で、頭の上には蚕と桑がセットになって生まれています。 先の二神との違いは生成がバラバラになっていないこと。 古事記ではイザナミの娘という立場にある稚産霊神ですが、日本書紀が示すワクムスビは火産霊神と土神 (埴山姫) の血が流れています。 生まれてすぐに殺されたカグツチ神には子がいないと思っていたけれど、稚産霊神がその火の産霊の力を受け継いでいました。 

    赤土を考える

    • 2011.06.23 Thursday
    • 22:29

    神が自らに似せて創ったアダムの素材は耕作に適さない粘土質の赤土。ギリシア神話も聖書と同様、人間の素材はやはり赤土。製作者は先見の明があったプロメテウスで、ゼウスとの約束を破ってでも我が子のような人間に火も与えてくれました。また天から降ってきたという天香具山の土も神聖な赤土(埴土)で、この赤土を自分のものにしようものなら殺される運命が待ち受けていました。そして殺されたのが10代目崇神天皇の世に出現したタケハニヤス(武埴安)彦と妻の吾田媛。

     
    時代は溯り、時は神世。火の神出産で死に瀕していたイザナミノミコトの糞から生まれたのがハニヤス彦とハニヤス姫。日本書紀の一書には迦具土神(夫イザナギとの交わりで最後に誕生)を生んだイザナミノミコトが自分の命と引き替えに独力で誕生させたのが土神・埴山姫。そして父イザナギノミコトに殺された火の神(迦具土神)と母が生んだ最後の娘(埴山姫)が結婚し、ワクムスビ(稚産霊)が生まれます。ワクムスビの両親はともにイザナミノミコトにとって最後の子で、死を前にしたギリギリの世界とかかわっています。迦具土神は父に殺される恐怖を感じ、埴山姫は母の死の直前に生まれたことから、やはり死という世界にかかわっていました。

     
        
    白波の 千重に来寄する 住吉の 岸の埴生に にほひて行かな

     
    住吉の岸辺はかつて赤土が採取できる神聖な場所でした。また住吉大社に伝わっている神事の一つに畝傍山(天香具山ではない?)から土を採取し祭器を作る“埴使い”というのがあり、住吉の岸と赤土は密接にかかわっています。航海をつかさどる住吉三神は綿津見三神とそれぞれペアで生まれているのが特徴。ということは・・ 住吉の岸辺に寄りつく埴(赤土)って底・中・上でペアになっている綿津見神?            

                       

          春過ぎて 夏来るらし 白妙の 衣干したり 天の香具山  

     
    春が過ぎ夏を迎える前に越えなければいけないのがジメジメした梅雨の季節。粘土質だった香具山の赤土は通常なら水はけが悪く、ジメジメしていたはず。しかし歌に詠まれた天香具山は白妙の衣がよく乾くカラッとした山のようで、神聖視されていた理由は赤土なのに水はけがいい? また食べ物をのせる皿などの祭器の素材がこの赤土で、この土(埴山姫)と火(迦具土神)の交わりで形ある陶器が生まれます。耕作には適さないけれど形あるものに変化できる赤土が人間の素材。ゼウスが気遣ったように火の取り扱いが当面の課題かな。 

    地道

    • 2011.03.30 Wednesday
    • 22:57

    地道という言葉は“真面目なこと”あるいは“着実な態度”という意味の他に“普通の速度で歩む”という意味があり、急いで歩かないことが地道の鉄則。大地の地は土のことで、土の神を称して埴安神(埴安彦と埴安姫)。安心・安全の安という漢字が使われているハニヤス神の埴は水を通さない緻密な土(粘土)のことで、その土と火が合成するとカタチある陶器が完成します。生のカタチがもしあるとするなら、必要なものは土(地道)と火(情熱)? 安心・安全が失われてしまった今、アとンの安の大切さを強く実感しています。

                
    昨年から本気になって荒地の草むしりに取り組んできて感じたのが土壌は変化するということ。その基本になったのがまさに地道。自然のルールに従うとはびこるのは強い雑草ばかり。そこで一念発起! 強い雑草は何が何でも引っこ抜いてやるという決意で臨んで約一年・・ 地道の成果は確実に出ています。タンポポ・タビラコ・ノゲシなど食用になる乳草がたくさん生えてくれるようになりました。手を加えれば着実にキレイになっていく土は正直? 火の神誕生で死に瀕していたイザナミノミコトの糞から生まれたのがハニ安神でした。

     

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