雨冠に三つの口と龍でオカミと読む 『龗』 が完成します。
     淤加美神(記)・龗神(紀)誕生のキッカケは残酷な父の子(迦具土神)殺し。
                   火の神は母を死に至らしめ、
            母を死に至らしめた火の神は父によって殺されます。
            母と息子と父が絡んだ殺人事件によって多くの血が流され、
              八柱の神(八大竜王?)が誕生しています。
             罪を犯したとはいえない状況下で火の神は殺され、
                そしてその火の神の父が加害者に・・
                
             特殊な漢字で示されるオカミ(龗)とは龍の古語。
        火神の血とかかわっているオカミは加害者(夫)の妻とも考えられ、
        この世に龍(暴風雨さらに雷)を出現させるか否かは黄泉国の判断?

真向きの龍

               真向きとは嘘偽りがなく正しく向き合うこと。
  
      伝説の彫刻師・左甚五郎が彫ったとされる成相寺本堂の ”真向きの龍” 。
                   
           雨乞い祈願のため村人に龍の彫刻を依頼された甚五郎。
                  見たこともない龍は彫れない。
           そんな中、夢の中で龍の居場所を教えられた甚五郎。
        夢は即行動となり鬱蒼とした山の奥深くに向かって歩み出します。
               そしてたどり着いたのが深い深い滝壺。
         龍という名前しか知らなかった龍が今、甚五郎の目の前に・・
              こうして完成させたのが真向きの龍。
        威嚇したような雰囲気はまるでなく人の顔のようにも見える。
        この世に龍は存在しなくても真向きの甚五郎は存在したと思う。             

         龍(竜)に竹冠をかぶせるとカゴと読む籠目、ロウと読む灯籠、
          部屋に籠(こも)るなどいろいろな読み方になる籠(篭)。

         兄の釣り針を失くし途方に暮れていた山幸彦の前に出現した
                塩椎神とかかわっているのが籠。
  竹でキチキチに編んだ無目籠(まなしかたま)に山幸彦を乗せ龍宮に案内しています。
      浦島太郎の乗り物が亀だったのに対し山幸彦の乗り物は目が詰まった籠。
                 乗り物が違うと結末も違う?
      
        伊勢神宮の故郷と考えられる籠神社(丹後国一の宮)の籠は
              カゴではなくコノと読まされます。
   しかし籠に乗ったこの神社の祭神(天火明命)が雪の中に現れたという伝説から
          籠宮と称する話もあり、籠神社とカゴとは縁がある。
      祭神・天火明命は天孫ニニギノミコトの兄という立場の太陽神で、
           火照命(海幸彦)と同一神である可能性もある。
      火から遠い火遠理命(山幸彦)は塩椎神が用意した無目籠に乗って
     龍宮で快適生活を送り、火に近い火照命は冷たい雪の中に籠っていた?
     核心(火)からずれてる奴らにコノォ〜と言いたくなる怒りを我慢して・・

            シャキッとした龍のような竹を編むから籠?
          竹はきつく編まないとすぐに真っ直ぐになってしまう。
      龍に竹冠がかぶせられたのは竹を割ったような性格だったからかもネ。 


                垂れ流し状態にある人の罪穢れは
          滝のように落ちる瀬織津姫によって河口まで運ばれます。
               その出発点は水が立つ状態の滝(瀧)。
           落ちたぎつ水に勢いがあるのは竜が宿っているから?

    落ちたぎつ  滝の水上  年つもり  老いにけらしな  黒き筋なし   壬生忠岑

スサノオノミコトが誓約で誕生させた三女神の一人が落ちるタギツヒメ。落ちる娘を持った父もまた天地をつなぐ柱のように天から地に落ちました。落ちる原因となったのがスサノオノミコトが犯した天津罪で、罪は自分で解消しています。また暴風神でもあったスサノオノミコトは竜田大社に祀られている級長津彦と同神の可能性もあり、風が吹けば桶屋が儲かる方向に導く級長。自由自在に動き回る風(イメージは竜)は解き放たれています。だから竜はこの世にいない。


九頭竜

    崩れ川という異名を持つ九頭竜川は氾濫を繰り返し洪水を引き起こす川でした。
        その九頭竜川の治水にかかわったのが越前国出身の継体天皇。
        武烈天皇が後継者を定めないまま崩御してしまったことから、
                  急遽天皇に擁立されます。
        九頭竜と縁があった男大迹王(後の継体天皇)のルーツは
              父が彦主人(ひこうし)王で母が振姫。
       空を駆け巡るパパと奮い立つママの間に生まれたのが継体天皇?
     ”水を制する者は天下を制す”の言葉通り、継体天皇は天下を制します。
   暴れる九頭竜がおとなしくなったのは継体天皇が九頭竜の気持ちを理解したから?

            山(油坂峠)から勢いよく流れ出た九頭竜川は
         大量の土砂を押し流し扇状地(福井平野)を形成しました。
   人が住みやすい平野は有史以前の山と川が創造してくれたものなのかもしれない。 


             リュウとは読まない『辰』の元の漢字は
    振るう(自分の生命力を発揮してモノが振動する)の振がベースになっています。
       想像上の生き物ドラゴンはまさに奮い立つ振の象徴のような感じで、
         内面に火があるからこそ口から火を吐き出すことができる。
         そんな奮い立つパワーの持ち主タツはこの世に存在しない。
       奮い立つタツがいない限り奮い立つ社会が形成されるはずはない。
               日本が先進国ではなく新興国でもなく
      真の振興(ふるいおこして物事を盛んにする)国であることを望みます。

竜に鎖

土蜘蛛は殺され、モグラ(漢字で書くと土竜)は叩かれ、青竜は鎖につながれる。相撲で土がつくと負けを意味するように名前に土がつく土蜘蛛(雲)や土竜に明るい未来はない。
太陽系に属する地球の進むべき道は光ある方で土中の奥にある核(マグマ)には向かいたくない感じ。そういえば火の神・迦具土神は殺され、ゼウスは人間に火を与えてはいけないという命令を下していました。その命令に背いて人間に火を与えたのが統治者ゼウスに逆らったプロメテウス。熟慮する者という意味のプロメテウスは人間の創造者でもあり、きっと独創的なモノ作りに長けた人物だったはず。しかしその独創性がアダとなりプロメテウスはコーカサス山の岩場に鎖でつながれます。そして秩父神社の青竜(つなぎの竜)も鎖につながれています。原因は誰かの逆鱗に触れた危険な火遊び? 

颯爽

   竜巻が地上に発生するとあらゆるものを巻き上げ甚大な被害になるのは周知の事実。
                  その竜巻を仕掛けるのが竜?
    竜が天空に昇るイメージから命名された竜巻は見方によっては天地をつなぐ柱で、
                     柱は立ってこそ柱。 
           竜巻を構成する竜・柱・風のすべてを満たしているが
      風神(天御柱神・国御柱神)を祭神とする竜田大社(奈良県生駒郡三郷町)。
         天地がつながる危険な状態は原初のカオスに戻ることになるので
              竜田大社では風鎮祭が開催されています。
              しかし何らかの理由で竜が立つときは颯爽。 

赤い竜

      十二支の五番目に設定されているのがこの世にいつ(五)かないタツ。
          
       タツに関するネタを探していたところ、心を動かされたのが赤い竜。
           日本では蛇の頭を上回る九頭龍伝説が多いですが、
            水に潜っても空を飛んでも悪役にしかなれない。
  ところが海の向こうの英国ウェールズ地方(ケルト系)では殺され役の竜が主役。
               それも血の気が多そうな赤い竜。

      
             ウェールズ国旗の主役を務める赤い竜。       
     
         ウェールズの赤い竜は湖に浮かぶ古城を守り通したそうな・・ 
          守るべきものがあり最後まで守り通せるのはスゴイ!
         たとえ伝説であったとしても今年は熱い血が通うタツ年。
       正義の正に似た漢字の五番目タッチャンが今年一年を仕切ります             

竜王宮と御陰

              

“陰” という漢字は、音読みのインで読むと陰険・陰惨・陰鬱・陰謀などイヤ〜ナ感じが伝わってきます。 しかし万物の根源は陰と陽で構成されているので、イヤ〜ナものでも受け入れなければいけないことがありますね。 陽だけでこの世が成立すると、奇数ばかりがあふれて偶数が失われてしまうことに・・ もし奇数の陽ばかりで構成された社会とすれば、割り切れないことばかりが噴出して グウの音も出ない状態の困ったことになります。

太陽・陽気・陽光などの“陽” は、暖かくてホットする季節を表しています。 しかし陽ばかりだと大地がカラカラに干上がり、人間が生きていくための農作物を産み出すことができません。 陰という割り切れる水分が大地を潤してくれるお陰で、人も土地もエネルギーを蓄えることができます。 そんな陰という漢字はカゲとも読んで、光が射してできるカゲや水面などに写るカゲが “陰”。

                 そしてもう一つの読み方が “ホト”。 
ホトは凹のような窪みのことで、女性の陰部あるいは山間の窪んだところを示します。 神話でホトについて語られていたのは、天細女(あめのうずめ)命のダンスシーン。 暗い洞窟(陰)に隠れてしまった天照大神が この世に戻ってきてくれることを願って、アメノウズメはホト(陰)をさらけ出して踊りました。 モノゴトは陰陽で丸くなることから考えると、“陽” をたくさん持っている天照大神は、陰に惹かれてしまうのかもしれません。
   
そんな陰陽の世界が描き出すホトという場所に眠っているのが三代目の安寧天皇。
神武天皇の孫になり、記紀ともに生きている間の業績は余り語られていないのに御陵だけは明確に記されています。 奈良県橿原市にある畝傍山の西南に向かって緩やかに伸びている裾野(御陰)が、安寧天皇のあの世での居場所です。 正式名称は 『畝傍山西南御陰井上陵(うねびのやまのひつじさるのみほとのいのえのみささぎ)』で、地理的に見ても名前通りの場所ということが確認されます。
         
安寧天皇は一人っ子だったので、兄弟と争うようなこともなく “嫡子” として自然に皇位継承がなされました。 大和盆地の片塩にあったとされている皇居は “浮孔宮(うきあなのみや)” と呼ばれ、妻の阿久斗比売(あくとひめ)と仲良く生活したのだろうと想像します。 現在その跡地(大和高田市片塩町)には 石園座多久虫玉(いそのにますたくむしたま)神社が建てられていて、祭神は建玉依比古命と建玉依比売命のペア神。

多久虫玉神社は近鉄南大阪線の高田市駅のすぐ北の方に位置しています。 石園座ということから考えると、高田市駅の周辺が石園(いその)である可能性が高い。 安寧天皇がこの世で生活した場所と想定される高田市駅辺り(石園)から南東方向に向かうと、安寧天皇のあの世での眠り場所であるミホトと名付けられた御陵に達します。
        
奈良盆地南部を称して古くは畝傍(畝火)と呼ばれていました。 古代において畝傍山は火山という認識があったようで、左右上下に曲がりくねるイメージの 火がうねるということから畝傍(火)山という名前になりました。 安寧天皇はそんな火がうねる場所(御陰)を死後に求めたのでしょうか? 安寧天皇の子・懿徳(いとく)天皇の御陵もすぐ近くにあって、親子そろって死後に落ち着きたかった場所が畝傍山の麓と考えられます。

浮孔宮の跡地とされている石園座多久虫玉神社は 通称 “竜王宮” という名で土地の人に呼ばれています。 この竜王宮の由来になっている伝説があり、相変わらず又か!の話がココにも見い出せます。 その又か!の今度の話は、蛇に変わって龍が長く寝そべっている様子を奈良盆地に表現したもので、龍の頭が大物主神管轄の『大神神社』、尾が東の方にある『長尾神社』(葛城市當麻町長尾) そして真ん中の胴体が『竜王宮』であるという神話世界ではよくあるパターン!

尾を受け持つ長尾神社の祭神は“水光姫命”・・頭になるのが蛇の大物主神です。 頭部の大物主神が最後の尾に至ると水光姫? 男が女になったということカナ。 その途中が竜王宮に祀られていたペア神がヒントになる両性。

この世では男女ペアを重んじる浮いたような人生を生き、あの世は畝傍山のミホトを選んだ安寧天皇。 この世でもあの世でもかなり燃えていそうな感じ・・ 安寧天皇は名前ほどに安寧ではなく、心の底はマグマ状の塊がくすぶっていたのかもしれません。 安寧天皇の血は、変な名前のハエイロネ・ハエイロドという姉妹の孫に受け継がれ、七代目孝霊天皇の妃としてその後の皇位に燃える影響を与えていきます。   

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