エルピス

邪悪なものが飛び出した後のパンドラの箱には希望(エルピス)が残った。

希望は 1、ある事を成就させようと願い望むこと。

      2、将来によいことを期待する気持ち。

 

邪悪なものが飛び出したので社会は邪悪なもので満ちている。

言い換えれば希望は飛び出さなかったので社会に希望はない。
でもパンドラ(個人)の箱の中にはある。

 

心の底からある事を成就させようと願うとき、
自分の箱を開けて希望に応援してもらおう。


ペニアの希求

人生はひとつのチャンス 人生から何かをつかみなさい。(マザーテレサ)

 

貧乏神ペニアは貧乏なので働かないと食っていけない。
だからペニアは額に汗して働いた。

人生はひとつの挑戦 人生を受けて立ちなさい。(マザーテレサ)

貧乏を受けて立つしかないペニアはプルトス(豊かさ)を渇望する。
パーティーで酔っ払い外で寝ていたプルトスを見つけたペニア。
渇望の対象が今わたしの目の前にいる。
ペニアはプルトスとスプーンポジションで添い寝して妊娠。
そしてエロスが誕生する。

 

もしペニアが貧乏でなければ(満たされていたら)
プルトスを希求することはない。
人生から何かを生み出すことの素晴らしさをつかんだペニア。
貧乏神は貧乏をチャンスにして自分を満たす人生をつかんだ。


罪を憎んで人を憎まず

生まれる前からヘラに憎まれ誕生したヘラクレスは

ヘラに狂わされて妻子を殺してしまう。

 

ヘラクレスのママはゼウスの浮気心を拒み、
戦地から帰還する夫を信じて待ち続ける貞淑な妻だった。
そんな彼女に夫のふりして言い寄ったのがゼウス。


こうして貞節を守り通した彼女は

半神半人のヘラクレスを誕生させてしまう。

 

ゼウスの血を受け継ぐヘラクレスを狂わせたのは神。
だから・・・

 


不死の苦痛

プロメテウスは横暴なゼウスに敵対して

天上の危険な火を人間に与えた。
自分でつくり上げた人間を信じていたから。

 

未熟な人間が火を使いこなせるはずがない。
火を獲得した人間は戦争を始めるのが関の山だろう。
人間つくりに手を下していないゼウスはこう考えた。

 

結果、プロメテウスはゼウスの命で山に縛り付けられ
ハゲタカに肝臓を食われるという

苦痛の毎日を強いられることになる。
激痛に襲われても不死のプロメテウスは

その痛みから決して解放されない。

 

一方毒が体内に回っても
不死ゆえに生き続けなければいけなかったのが
ケンタウロス組のケイロン。
誰か不死の者が解き放たれれば自分は死ねる。

 

不死を捨て死を選んだケイロンは
鎖につながれていたプロメテウスを

解き放つことに成功する。

限りある命を生きる人間(プロメテウスの手)を理解したケイロン。


彼はゼウスの異母兄弟で、
ゼウスに倒されたクロノスが愛人(オケアノスの娘)に生ませた子。

 

プロメテウスを罰したゼウスと救ったケイロン。
両者の共通点はともに父に飲み込まれなかったこと。
ゼウスはゼウスを生きケイロンはケイロンを生きた。


ゼウスの決断

父ウラノスを倒したクロノスは勝利者として権力を手にする。
しかし彼は怯えていた。
今度は自分が倒される。
生まれてきた子を飲み込むことでその本音(不安)を隠した。

ゼウスは父が飲み込んだ不安(子どもたち)を吐き出させることに成功し
トップの座を手に入れる。
しかし自分を脅かす存在(メティスの子)がいた。

アダムとイヴが神との約束を破ったように
タブーを犯してメティス(知恵)を飲み込んでしまえ!

不安にかられているよりタブーを犯した方がまだましだ。

こうしてメティスはゼウスの体内で善悪を予言している。
 


エロス探求

カオス(雑多なものをまぜ合わせた状態)に溶け込めなかったからこそ
エロスは生まれた。

 

あらゆるものを飲み込み咀嚼するカオスではあるけれど
吐き出さざるを得なかったのがエロス?

 

つながっているガイアからタルタロスへの行程(穴を掘る)と

エロス探求は同じことかもしれない。

 


左右の真ん中

宇宙を動かす絶対的な支配者となるため
ゼウスは父クロノス(ティタン族)に戦いを挑んだ。

 

『タルタロスに閉じ込められているキュクロプスとヘカトンケイルを
解き放って味方にすれば勝利は間違いない。』
混沌から出たガイアはゼウスにこう予言する。

 

勝利したゼウスは
キュクロプスによって最強の武器(雷光)が与えられることになった。
宇宙を揺るがす雷神ゼウスの創造者は
バランス感覚のない一つ目キュクロプス。


異形に光を

異形(百の腕を持つ)のヘカトンケイルは
コットス(怒り)、プリアレオス(活力)、ギュゲス(大きな手を持つ者)の3人兄弟。
普通じゃない彼らは日の目を見ない場所(奈落の底)に追いやられていた。

 

ガイアとタルタロスとエロスは

出口のない混沌から生まれた(出た)原初の神。
その原初の場所にヘカトンケイルとキュクロプス(一眼の巨人)はいる。


普通の自分を演じている限りホントの自分には出会えない。
閉じ込めていた怒りを爆発させれば活力がみなぎり百の腕や大きな手が動き出す。
自分の中のタルタロスを地上に!


中央は一点

エデンの園の中央に生命の木と知恵の木が生えていた。
中央は一点。
だから知恵の木と生命の木は同一のものと考えられる。


神との約束を破った(罪を犯した)アダムとイヴは楽園を去る。
アダム(地)は呪われ、イヴには出産の苦しみが待っていた。

地の実りを得るために二人は額に汗して働かなければいけなかった。

 

二人の知恵で呪われた地をキレイにすれば実りを得ることができるだろう。
そのときこそ神は二人に永遠の命を授けるのかもしれない。


盲目の予言者

男として生まれたテイレシアスはある時期女になり、
9年の時を経て男に戻った。

 

山中で二匹の蛇が交わっているのを見たテイレシアス(男)は
二匹の蛇を打つ。
再び同じ場面に出くわしたテイレシアス(女)はやはり同じことをする。

 

蛇は雌雄ともに左右二つの生殖器があるので
複数で絡み合う(長時間)ことがある。
また互いにクネクネと縛り合うように交わるようだ。

 

性にかかわらずテイレシアスはそれらを嫌った?
彼は盲目の予言者として知られている。
見えるがゆえに間違いを犯してしまうことがあるので
予言者としては見えない方がいいのかもしれない。


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