迷戦

      トロイアを攻めるはずのギリシア軍はトロイアの位置を認識しないまま
              ミュシア(テレポスの国)に攻め入ります。
            目があっても見えていないのが巨大なギリシア軍?
               突如攻められたテレポスはもちろん応戦。
               この時に彼はアキレウスの槍で負傷します。
  生か死かの戦闘で中途半端な状態に陥っていたテレポスはアポロンに神託を仰ぎます。
  『アキレウスの槍で傷付けられたテレポスの傷を癒せるのはアキレウスしかいない。』
               傷付けた者がその傷を癒すことができる?
                こうしてアキレウスの尽力が功を奏し、
          テレポスは目が見えないギリシア軍をトロイアに導きます。
       ママに捨てられ鹿の乳を飲んで育ったテレポスは目が見えていました。 

テレポス

            
                  息子テレポスを抱くヘラクレス。

       母アウゲーに捨てられた子テレポスは牝鹿の乳を飲んで成長します。
       そして時は流れ、めぐる因果で母と子は結婚相手として出会います。
               初夜から殺し合う運命にあった二人。
       危険な関係のテレポスとアウゲーに対し、父ヘラクレスは蚊帳の外。
       ある説によるとアウゲーはヘラクレスに強姦されて身籠ったとか・・
       未婚のまま出産してしまったアウゲーは赤子を捨てるしかなかった?
           こうしてヘラクレスの血を受け継いだ赤子は生き延び、
              神託通り自分の叔父たちを殺したそうな。


偽者

     淫乱野郎 (ケンタウロス) の生みの親はゼウスが作ったヘラの偽者 (雲)。 
     その偽者をヘラだと信じて突入したのがアレスの血を引くイクシオンでした。 
     彼の無謀な行為 (近親者殺人事件) は結婚式を控えていた時にもありました。 
      結婚式を挙げる前に何故イクシオンは義理の父を殺す必要があったのか?
    また父が殺されたというのに花嫁がその父殺しの男と結婚するのも理解できない。
               こうして前後の見境もない二人は結婚し、
             女を所有物のように扱うペイリトオスが誕生します。
    父子ともに最後はタルタロス行きとなり、偽者一族による偽者人生は幕を閉じます。 

神の仕種

    
           石竹色の花びらに擦り寄るセキチク(ナデシコ科)のオシベ。

   
                   カタツムリの角に似たメシベ。

   
              根がある中心部の周りはペランとめくれる。

   
         カーネーションの片親(葉が似ている)でもある石竹の背比べ。

        立山に  降りおける雪を 常夏に 見れども飽かず 神からならし   

            家持は常夏(セキチクの一種)に神の仕種を見た?    

メディア

         妻メディアを捨て権力と財産のある家に婿入りしたのが
            アルゴー船の冒険で知られる英雄イアソン。 
          メディア (書物) は彼は英雄として扱っていますが、
       妻からすると英雄どころか人生を狂わされた裏切り者でしかない。 
              メディアが祭り上げた英雄イアソンは
          妻メディアに復讐され、彼の末路は惨めなものでした。 
            メディアと結婚したイアソンはメディアを捨て、
         その結果メディアの仕返しで身を滅ぼすことになりました。

車輪

アポロン (トロイア軍の味方) に仕える神官ラオコーンは 「木馬を城内に入れてはいけない」 と強く警告していました。 一方、ギリシア軍に置き去りにされた (実は芝居) 兵士シノーンは 「この木馬がトロイア城内に入るとギリシア軍は負けると予預言に予者された」 という風に言います。 しかしトロイア人はラオコーンの忠告に耳を貸さず、自国の正門を壊して車輪が付いた巨大な木馬を引き入れてしまいます。 車輪が付いていたからこそ木馬を間単に引き込むことができたわけで、車輪のない巨大なだけの木馬だったならトロイアの判断は違っていたかも。 スルスルと城内に入りやすいように細工が成されていた木馬。 知恵の女神アテナが味方したギリシア軍の勝利は回転する車輪が決め手だった?

アイネイアス

トロイア (現在のトルコ西部) 王子パリスはアフロディテが提示した世界で最も美しい女性を手に入れようとしました。 またキプロス (地中海東部、トルコ南方に位置する島) 出身のアフロディテはトロイア一族の一人アイネイアス (父はアンキセス) のママでもありました。 アフロディテが仕掛けたとも考えられるトロイア戦争は10年目に巨大な木馬を陣地に引き入れたことが原因で小さな国トロイアは敵の大きな国ギリシアに敗れます。 自然の摂理に従い滅亡する運命にあったトロイアですが、トロイアの血を引く生存者がいました。 この稀有な人物こそアフロディテの息子としてこの世に生を受けたアイネイアス。 故郷トロイアを脱出した彼は後に巨大なローマ帝国を建国したそうな・・ アフロディテの息がかかったアイネイアスは一日にして成らず。

蝶の動き

     庭に飛んできた蝶のせわしい動きをぼんやり見ていてハッキリ感じたこと。
    
                 雰囲気ははこの動画のような感じ。

      人の魂 (心理) を象徴するプシュケ (ギリシア語で蝶を意味する) は
          蝶のようにフワフワした動きをするのかもしれない。   
           その時の気分で舞い、その時の気分で蜜を吸う。
     菜の花に飽いたら桜にとまるプシュケ (♀) は何がしたいのか分からない。
         分かっているのは夫になるエロスに近付こうとしていること。
          そしてその彼女の強い意志は神々に認められました。         

にんまり

エリスが放った黄金のリンゴは結果としてアフロディテが最も美しい女神であることを証明しています。 美においては誰にも譲らないアフロディテは神々のなかで最も醜いヘファイストスの妻になり、愛人という立場で軍神アレスと肉体関係を結びます。 美の審判者となったトロイア王子パリスは既婚者だったにもかかわらず、躊躇なく世界で最も美しい女性ヘレネ(スパルタ王メネラオスの妻)を強奪。 起こるべくして起こったトロイア戦争。 天上で身体をくゆらしニンマリしているのは・・
         

明言

                   神は明言していました。
      『知恵の木の実を食べてはいけない。食べるとあなたは必ず死ぬ。』
       エデンの園の中央に植えられていたのが知恵の木と生命の木で、
            この二本の木は隣り合う状態で生えていました。 
    エデンの園の核を形成していたと思われるのが食べても死なない生命の木の実。
    エデン在住の神の目からすると知恵を身に付けた人間は死んでいるのと同じ?
           生活を楽しむのに知恵(善悪を知る)なんていらない。
         
            

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